Weeklyマーケットレポート 11/22~11/28

お知らせ

BTC/JPY

【1時間足チャート】


【直近7日間のレンジ】

BTC/JPY高値(Bid)安値(Ask)レンジ幅
11/22~11/28¥843,420 (11/22)¥710,240(11/25)¥133,180
11/22(金)以降のBTC/JPY相場は、11/18(月)から続いていた下落トレンドが継続する動きとなり、11/22(金)には、10月末に付けた79万円台の安値を割り込み、週明けとなる11/25(月)には、710,240円まで下げ幅を拡大する展開となった。
その後は、それまでの支持線(サポート)であった、800,000円の抵抗線(レジスタンス)を超える事が出来ずに上値の重い展開となっていたが、直近の下げで海外取引所等ではBTCの売りポジションが溜まっていた事から、売りポジションを維持するコストが高い状態となっていた為、$6,500 (約710,000円)近辺で下げ止まったと見るや、11/27(水)には買戻し(ショートカバー)の動きが加速。下落後の抵抗線となっていた800,000円の節目を超えて、82万円台まで値を戻す展開となっている。

【今後1週間の見通し】
本日11/28(木)から米国が感謝祭という事もあり、米国発の材料はほぼ期待出来ない状況であり、BTCの需給とファンダメンタルズに焦点が当たる事になりそうだ。
11月上旬に下落に転じていたビットコインの難易度は、先週末から上昇に転じており、難易度の上昇=採掘されるビットコイン数減少の図式から、上記材料は需給面で好材料となる。
一方で、ビットコインの採掘を行う採掘者(マイナー)の採算分岐点は、現値に近い$7,500(約820,000円)近辺と言われており、直近の下落で相場の先行きに悲観的となっている採掘者が、採掘費用を早めに回収したいとの意向でビットコインを売り急ぐ展開となれば、上値を抑えられる事になると想定される。
なお、ビットコインの採掘者は、中国に多く存在しており、11月は中国では乾季となり降雨量が減少する事から、水力発電の電気代が上昇すると言われている。採掘に大量の電気を使用するビットコインは、電気代が採掘費用の中に占める割合が大きくなっており、この時期は他のシーズンと比べて採掘費用が高くなると言われている。
強弱の材料が入り混じる状況ではあるが、筆者は若干弱気の材料が勝っていると考えている。11/28(木)時点での市場参加者の30日間(一カ月)の平均コストは、対円では887,000円近辺(約$8,110)となっており、買い持ちの投資家は直近の下落で含み損を抱えている状態にあり、戻り売りが出やすい状況になっていると考えている。11/27(水)に、対円で節目となっていた800,000円(約$7,310)を抜けてきた為、今週末にかけては、一旦戻りを試す展開になると考えるが、週末もしくは来週以降には、再度安値を伺う展開になると考えている。

1週間の予想レンジ 65万円~90万円


【日足チャート】


【長期トレンド】
11/21(木)のレポートにおいて、BTC/JPY相場は、ディセンディングトライアングルを引き続き形成しているとお伝えいたしましたが、11/22(金)にレンジ下限となっていた800,000円を明確に割り込む動きとなり、710,240円近辺まで下落して、下げ幅を強める動きとなった。
レンジ相場を抜けた場合には、レンジ幅(約20万円)と同値幅分だけレンジが切り下がるのがセオリーだとすると、当面の下値目途は600,000円近辺となる事が想定される。ところで、11月は昨年も激しい下げ相場の起点となっており、2018年11月中旬~12月中旬までの1か月間で、50%を超える下げ相場(725,476円⇒354,715円 約37万円・51%の下落)を演じている。
今年の下落が、前年の下落期間・下落幅を踏襲する事になると、下落の期間は12/6(土)頃までとなり、下値目途は、10月28日(月)の高値1,080,510円から51%の下落となる、529,450円近辺となる。なお、2018年末の下落後からの値動きは、翌年4月上旬までの約3カ月半の底這い期間を得てからの上昇となっている。12月上旬までに600,000円を割り込まずに底打ちとなれば、相場の力を蓄える一定の横ばい期間を得て、上昇開始となる可能性も考えられる。

直近3カ月の予想レンジ 50万円~110万円


2019年11月28日(木)
執筆 トレーディンググループ 櫻田 学