Weeklyマーケットレポート 11/29~12/5

お知らせ

BTC/JPY

【1時間足チャート】


【直近7日間のレンジ】

BTC/JPY高値(Bid)安値(Ask)レンジ幅
11/29~12/5¥861,154 (11/30)¥769,819(12/4)¥91,335
11/29(金)以降のBTC/JPY相場は、前週に$6,500 (約71万円)近辺で底を打った流れから、段階的に上値を切り上げていき、下落後の抵抗線となっていた80万円の節目を超え、11/30(土)には86万円をつけた。86~87万円近辺は11/19~11/21に揉み合った水準であり、この価格帯に到達できずに押し戻された形となっている。そのままズルズルと下落していった背景には、中国の仮想通貨取引所5社がサービスを終了したことが挙げられる。これにより、中国政府の規制強化が厳しくなりそうだとの見方がネガティブ材料となっている。

12/4(水)の22時過ぎにBTC/JPYが急騰した場面が見られた。USDテザー(ドル連動の暗号資産)の大口送金が要因とされているが関連性は定かでなく、その後は元の水準に戻っている。

【今後1週間の見通し】
米国の感謝祭が終わったが12月はクリスマスも控えており、米国はホリデーシーズンの到来ムードであろう。今週の下落の一因となった中国の仮想通貨取引所5社が11月に取り締まりの対象になったとの報道や、バイナンスの上海オフィス閉鎖(※ただしフェイクニュースが疑われている)、10月に中国の習近平国家主席がブロックチェーンに対してポジティブな発言をしたことによる急騰劇など、「仮想通貨反応の材料=中国」と言ってもよいかと考える。流石に中国の突発的なニュースは予測できないが、過去5年の12月の値動きと「おじいちゃんチャートパターン」によって今後1週間の見通しを立ててみたいように思う。

(1)過去5年の12月の値動き
過去5年の、12月1日9時時点のBTCUSDを起点として、12月の値動きを表したものが以下のグラフである。
(CryptoCompareのデータを基に弊社作成)
なお赤背景は下位3位、緑背景は上位3位である。各年で下落するのか上昇するのか、確かなことは言えないが、少なくとも過去の傾向から12月半ばまでは下落、もしくは上昇が続きそうだということが言えそうである。

(2)おじいちゃんチャートパターン
おじいちゃんチャートパターンというのはご存じだろうか。急落した後に、元の価格水準に戻っていくパターンのことである。テクニカル分析の分野において風穴を開ける新しい考え方でもあり、非常に実戦向きであると筆者は考える。詳細の説明は他のウェブサイトに譲るとして、その形状は大変ユニークで、ちょっと平仮名の「ん」にも似ているところに愛嬌があると感じるのは筆者だけかもしれない。
結構いたるところに見られる形状ではあるが、仮想通貨のマーケットをよく表したパターンといえるのではないだろうか。落ちてくるナイフはつかむなという相場格言を皮肉って、「落ちてくるナイフをつかんでみよ」と訴えかけているようでもある。


さて、本題に戻るが、おじいちゃんパターンはあくまで突発的な事象に当てはまることであるだろうから、基本路線は12月前半のトレンド継続を推してみたい。

1週間の予想レンジ 60万円~85万円


【日足チャート】


【長期トレンド】
下落トレンドが続いていることを否定できず、100万円の大台をみるのは当分先になりそうである。おじいちゃんチャートパターンなど、突発的な事象には目を配る必要はあるが、しばらくは下落トレンドが続くと予想する。

直近3カ月の予想レンジ 50万円~95万円


2019年12月5日(木)
執筆 トレーディンググループ 小林 大輔