Weeklyマーケットレポート 2020/3/6~3/12

お知らせ

BTC/JPY

【1時間足チャート】


【直近7日間のレンジ】

BTC/JPY高値(Bid)安値(Ask)レンジ
3/6~3/12¥974,990 (3/6)¥781,019 (3/10)¥196,653
3/6(金)からのマーケットについては、伝統的資産のボラティリティが異常に上がっており、仮想通貨のボラティリティに引けを取らない動きとなった。
新型コロナウイルスのリスクが意識される中、OPEC+ではロシアが原油の減産を否定。それにサウジアラビアが応戦する形で原油の増産を検討していることが伝わると、3/9(月)のウェリントンオープンからドル円が大きく売られ、BTC/JPYは底堅さがなくなり売られる展開となった。同じく3/9(月)の原油先物市場は大きくギャップダウンして始まり、湾岸戦争以来の下げ幅を記録。リスク資産は軒並み売られる中で、ドル円も大きく下落し、BTC/JPYの上値を重くした。その後のNY市場では、NYダウ・S&P500などでサーキットブレーカーが発動し、日経平均株価についても、つられる形で一時前日比マイナス2,000円となる展開。
その後も、リスクオフ相場とそのポジションの巻き戻しを繰り返す非常にボラタイルな相場となった。BTC/JPYはドル円の影響もあってか、足許はリスク資産と同様にリスクオフで売られリスクオンで買われるといったチョッピーな展開となり、先週3/5(木)の高値から15万円超の下落となっている。

【今後1週間の見通し】
前述にある通り、足許の仮想通貨の動きはリスク資産と酷似してきている。そのため、引き続き新型コロナウイルスのリスクが拭えぬ限り、大きな反発は望めないと考える。
引き続き、新型コロナウイルスに関する進展や各国中銀の金融緩和に対する姿勢等を背景に一喜一憂する展開を想定しており、ビットコインは引き続き上値の重い展開になると考える。

1週間の予想レンジ 60万円~95万円


【日足チャート】


【長期トレンド】
新型コロナウイルスの影響については長期に渡ることが予想されており、このことが仮想通貨のマーケットにもインパクトを与えると考える。引き続き上値は重いものの、新型コロナウイルスによる影響の改善・進展に向かった際、これまでのリスクオフのポジションが大きく巻き上げられる可能性もあることから、レンジについても非常にワイドになると考える。

今後3カ月の予想レンジ 50万円~125万円


【相場ネタ】
ここに来て米株と米十年債利回りの相関が取れてきている。足許一年間の相関を見ると、世界的緩和相場(利下げやQE)等の影響により相関が崩れており、どちらかと言えばアメリカ買い・アメリカ売りのような相場となりやすくなっていた。しかしながら、足許のリスクオフ相場に伴って米国債買い・株売りの展開となり、教科書通りのリスクオフ相場となることが多い。これを見る限り、リスクオフの流れからリスク資産売り安全資産買いとなっているため、安全資産と考えられているゴールドも堅調な地合いとなっていることが分かる。
デジタルゴールドと称されるビットコインについては、現在逆にリスクオフで売られている存在となっているが、新型コロナウイルスのように長期に渡って意識されるリスクオフ相場の場合、投資家たちにとっては資金の避難先としてどのプロダクトが適切か、どのようにアセットアロケーションを行うべきかを考え直すきっかけとなりやすいと考える。その時、再び「ビットコイン=安全資産」との見解が浸透すれば、今後、資産の避難先となることが十分に考えられ、流動性及び価格の安定性についても向上すると考えられる。


2020年3月12日(木)
執筆 トレーディンググループ 林 竜也


Weeklyマーケットレポート特別コラム
【ライトコインってこんなに高性能なの?】

今回はやや影が薄いかなという印象の仮想通貨ライトコイン(LTC)の魅力に迫りたいと思います。ライトコインは非常に高性能な仮想通貨であるのにも関わらず、そのことが意外と知られていない通貨だと感じます。ビットコインと同等の機能を有しているのはもちろんのこと、昨今話題となっているライトニングネットワークや、アトミックスワップなども実装可能であるなど、そのハイスペックぶりには目を見張るものがあります。

■安心感がすごい
言わずもがな世界最初の仮想通貨は2008年に誕生したビットコイン(BTC)です。それでは二番目に誕生したメジャーな通貨は何でしょうか。答えは2011年に誕生したライトコインです。ライトコインは9年間ネットワークを維持し続けてきました。その間に某取引所から大量に盗みだされる騒ぎはあったものの、ライトコイン自体の致命的な問題は起こりませんでした。
この安心感からビットコインを金、ライトコインを銀に例えることもあり、ボーダレスに価値保存・移転ができる資産として愛されてきました。また、ライトコインの暗号方式に、ビットコインで採用されているSHA-256というスクリプトよりも複雑なスクリプトが採用されていることなども安心感を大きくしてくれています。

■送付が早い
ライトコインはビットコインの欠点を補うべく誕生したため、いくつかの点においてビットコインを上回っています。その一つがブロックの生成間隔の短さです。ブロック生成間隔とは、マイナーが仮想通貨のトランザクション群を承認する時間間隔のことです。単純にこの間隔が短ければ、早く仮想通貨の送受を行えるということになります。
1ブロック生成間隔はビットコインでは約10分要します、ライトコインならその4分の1の約2.5分で済みます。このため、マイナーはコインが発行される機会がビットコインの4倍となるため、通貨発行量の上限は8400万枚と、ビットコインの発行上限枚数2100万枚の4倍になるよう調整されています。

■手数料が安くて、送付遅延が少ない
ライトコインといえば、メジャーな他の通貨に先だってSegwitを導入したことが有名です。Segwitとは、1ブロック内に格納するデータを圧縮することで、より多くのデータをブロックに格納できるようにした技術です。これにより、ライトコインは承認速度が速くなり、送付手数料も安くすることに成功しました。同時にライトコインの取引量増加に伴う、送付の遅延等の回避にも成功しました。

■先進的な技術がいち早く導入されてきた
なんと、ライトコインは2018年にライトニングネットワークの運用実験に成功している通貨です。メジャー通貨では成功事例が極めて少なく、この点だけでも高く評価されるべきものです。ライトニングネットワークとは、ある程度の制限の中において一瞬で仮想通貨の送付を行うことができる仕組みです。
さらに、ライトニングネットワークでは送付に要する手数料もかなり安くなります。このため、ライトニングネットワークは現在仮想通貨が苦手としている少額決済の一つの解決策として期待されております。そして、この他にもカウンターパーティリスクを回避するアトミックスワップなども実装可能であり、その進化のスピードは他の追従を許しておりません。

いかがでしたでしょうか。ライトコインの魅力に合点いただけたでしょうか。ライトコインは今後も進化を続け、数多くの仮想通貨をリードする存在であり続けると思いますので、ぜひその動向に注目してみて下さい。


2020年3月12日(木)
執筆 トレーディンググループ 大蔵 直樹


■本資料は、一般的な情報提供を目的に作成されたものであり、特定の仮想通貨(暗号資産)の売買、投資、保有などを勧誘又は推奨するものではありません。
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